Tropical Lychee ≫ Colombia

飲みごろは焙煎から1～3週間ほどです。
時間の経過による風味の変化をお楽しみください。

ライチ感じる特別な一杯。

このコロンビアの豆を挽くと、シトラスとライチの香りがぶわっと感じることができます。抽出中は、まるでキャンディショップの前に立ったときのような甘さが漂い、ライチ、パッションフルーツ、マンゴーの香りが顔を出します。
時間が経つにつれて、甘さと酸味が溶け合い、マンダリンオレンジのような豊かな風味にたどり着くひととき。次にどんな味が顔を出すのか、ついついカップに顔を近づけてしまう楽しさが詰まっているコーヒーです。

高い品質を誇る「エル・パライソ農園」

エル・パライソ農園は、 コロンビア南西部のアンデス山脈に位置しております。標高が高く、気候も安定しており、土壌の栄養価が高い地域に農園を構えています。

開設したのは2008年と比較的新しい農園ですが、小規模で希少品種の栽培に特化していることが特徴で、コーヒー好きなら一度は聞いたことがある農園ではないでしょうか？最近のトレンドである嫌気発酵（アナエロビック）を最初期に実践した先駆者の一つで、今回取り扱うことができとても嬉しいです！

希少な精製方法

今回、おすすめする「Tropical Lychee ≫ Colombia」はエル・パライソ農園の希少な精製方法を使ったコーヒーになります。

｜発酵工程

まずは、発酵の段階でちょっとした工夫があります。

1. チェリーの状態で48時間・18℃で嫌気性発酵
2. パルピング後96時間・19℃の異なる環境で2度目の嫌気性発酵
   

普通のコーヒーは酸素のある状態で発酵させますが、嫌気性発酵を行うことで、コーヒー内の酵素の働きを活性化させて、通常のコーヒーでは出せないような個性的な風味にすることができます。

また、他の農園ではここまでしないような徹底したph管理で安定した発酵を実現しているのがエル・パライソ農園の強みです。

｜水洗工程

続いての水洗工程もとても希少な方法です。

「サーマルショックウォッシュド」と呼ばれる方法で、簡単に言うと温度差を利用してコーヒー繊維を広げ、フレーバーを定着させる方法になります。

1. 40℃の温水で洗浄
2. 12℃の冷水で冷却
3. 気温35℃・湿度25％で34時間の乾燥
   
4. 水分量を11％に

人のお肌と同じ、温めて繊維を広げ、冷やすことで引き締めます。これにより、他にはない個性的なフレーバーを閉じ込めることができます。

今回の焙煎度

シナモンロースト（浅煎り）

ライチやシトラスの香りが弾け、マンゴーやパッションフルーツのフルーティーな甘さが口いっぱいに広がります。冷めるほどにマンダリンオレンジのようなバランスの取れた味わいが楽しめる、驚きと喜びの詰まった一杯です。

コーヒー豆の詳細情報